辺境にて

南洋幻想の涯て

釣魚

遠景、町の灯

土曜の夜は依然廃校パーティだ。滝の集落のMさん、トラボルタと仕掛けを投げておいて、後は酒を飲んだり肉を焼いたりして過ごす。 すっかり陽が暮れた頃、投げ竿の鈴が鳴った。デッキに上る。トラボルタがアワセをして竿を私に呉れたが、私はそのままMさんに…

蝿の王

今夕も校長室から投げ釣りをする。今日はトラボルタの他に滝の集落のMさんも居る。

リザードマンが呉れたもの 下

私がこれまで釣ってきたものは、ガティン(アジ類)を除けばあとは珊瑚(刺胞動物の集合住宅)、軍手(軍手)などの魚類というよりは雑貨類だ。基本的にはゴミを釣るのが得意だ。だからこんなに手応えのある魚は初めてだ。

リザードマンが呉れたもの 中

私は島民の大多数を占める「里の曙」派だが、今夜は社長の為にそれぞれ一杯だけ「れんと」を飲む。お猪口の「れんと」を呷った目に、天頂でバランスを失い傾き、落下を始めた太陽が見えた。

リザードマンが呉れたもの 上

クドゥムに魔王の仲の良い友人がいる。その奥さんは料理が上手だ。魔王が奥さんからフルの美味しい漬け方を聞いてきた。

イカの季節

林業終業後畑に寄って日没まで働く。苗約100本が11月半ばに来るのでそれまでに植え付けの準備をしなければならない。

遥かなる釣具屋

土曜日。日雇いの昼休み。海を眺める防波堤の上に座り、弁当箱を開ける。白米の上に敷かれた鰹節の上で煮干しが昼寝をしている。先日釣りを覚えたのでこの貧困弁当ももう少しマシなものになる筈だ。

あたらしいスキル

注意:この記事には魚の血の写真が有ります。