2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧
ここへ来て最初の年が終わる。 魔王の熱帯果樹農園と老後を手伝いつつ自分の人生も楽しもうと期待を持って来島したが、彼の変わらぬ、むしろ老化で磨きのかかった独裁者ぶりにそんな期待は裏切られてしまった。弟妹は島へ渡るのを止めてくれていたが私も魔王…
本日で最後に休日が観測されてから83日目、もう休日はこのあたりには居ないのかもしれない。
今日は強風で船が出なかったので林業日雇いは休んだ。明日は柑橘栽培の研修に行く予定をしていたが今日より風が強い予報なのでやはり船は出ないだろう。参加は辞退した。
森の中に真っ赤な木を見た。年配の職人さんからアカギだと教えてもらった。島にはアカギと呼ばれる木が二種類あるそうだ。 赤い。
当日誌開始以前。 スュリの魔王から離れて安住の地を探している旨と、「魔術の家」の事を林業の休憩中に語っていると、日雇い仲間である前住人から廃校の校長室の話を聞いた。そこで早速次の休みに下見に行った。内地の友人に自慢しようと電話をしながら…
この記事は約12分で読めます 要約すると ☆ドゥッカマ経由ケヘツィェグィをヒンジャムン
日曜日に予定されている集落作業の後、ついでに初めての校庭管理をしようと思い前任者に地図を描いて貰って下見に行った。 私の描いた地図と違い解りやすい。オレンジの斜線が私の担当域になるそうである。
注意:この記事にはクモの写真があります
簡単に足を踏み入れられない秘境には、奔放に育った規格外の禽獣虫魚UMAなんかが生息している。同様にこのような辺境まで来ると怪人もレベルが違ってくる。
早朝は雨だったので林業中止の連絡が来た。雨はすぐに上がったのでクェグィの種を採りに行った。何年も育てて防風林にするためだ。どうも農業は気が遠くなるような事ばかりであまり向かないようだ。まだ月が高く昇っている。
毎日伐採の日雇いに行っている。離島から海を渡ってわざわざ本島側まで伐採にいくのは私ぐらいのものだそうだ。だからかどうかは解らないが社長は色々食べさせてくれるし免許も取らせてくれたりする。
かつて炭鉱で栄えた島。 案外最近まで採掘をしていたようだ。 訪れた記念として石炭をもらった。 団地とか病院とかあまり感情をみせない廃墟で、でも誰かがそこで日々を確かに生きてた。そういう痕跡をみるのが好き。