開拓
タンカン植え付けの片手間に冬の校庭管理も行う。
もうすぐ私のタンカンの苗約100本が届く。勿論約なんて数で届くはずはなく、正確な本数は数えて伝えてあるのだが、メモを執らないからすぐに正確な本数を忘れてしまう。
注意:この記事には虫が登場します。
注意:この記事には魚の血の写真が有ります。
弟も妹も去り、また酒と肉体労働の日々が帰ってきた。字面だけ見ると酒池肉林のようである。
賭けに勝ってしまった。
我々は旧暦上に生きている。今日からはお盆だ。日雇いは盆休みなのでスュリの農園で働く。だが、まずはその前に墓から屋敷へご先祖さまを連れて行く。
これまでのT産業ではないH建設での伐採日雇いが始まった。クドゥムとニッシャムロ間の林道で、二年に一度しか刈らないから相当荒れているらしい。
注意:この記事には虫の写真と鳥の死体の写真があります。
昼下がり、海からの涼しい風の吹くハンモックで休んでいる。天頂のアダンの実を正面にぼんやりと眺め、波の音にいつかまどろむ。顔にアダンの実が落ちる夢をみて目が覚める。
少し前に区長に誘われた舟漕ぎ大会に参加してきた。
そろそろ私も農業に注力していこうと土地を借りた。本拠地スュリの屋敷周辺で休耕地の持ち主達に打診して回る。皆よく知った人達なので快く契約書に判をくれる。お金も取らない。
山賊のお頭が相方と呼ぶTさんは落ち着いていて良識的な人物だ。何故正反対の性格のお頭と組んでいるのか不思議でならない。面白いからだろうか。 この炎に弱そうなモンスターは笹であり昔の境界の跡だそうだ。確かに気を付けてみると点々と目印のように意図…
マンゴーは花が来たので受粉の為の蝿を湧かせている。今年は花が少ないので不作かもしれないそうだ。去年あらゆる人に実を成らせ過ぎだと言われたが魔王は人の意見など聞かない。 まあ農業はいつ聞いても利益はほぼゼロだと答えるので、昔から園芸の好きだっ…
今日は昼前で仕事を切り上げる事になった。シシの禁猟期間に入るので今期最後のシシ肉パーティをするそうだ。私も招待されたので参加する事にした。一食浮くばかりかご馳走だ。 ワイヤーを掛けた木を引きずる機械。初めて見た。
フスマ紙を剥がしたベニヤにペンキを塗ったが明るすぎて気に入らない。 あと乗せのバスタブを動かし、打ちっぱなしになっている浴室コンクリート部分に塗ってみたら良い感じだった。フスマにはもっと落ち着いた色を買い直しだ。
山頂の前線基地から谷を目指す。雨が降ったり日が射したり忙しい天気だ。
昨日。ようやく新しい現場が始まった。普段の仕事は道路の伐採が殆どで、社長と幹部3名、私を含む現場毎で入れ替わる日雇い達という構成で仕事をしている。
本日で最後に休日が観測されてから83日目、もう休日はこのあたりには居ないのかもしれない。
当日誌開始以前。 スュリの魔王から離れて安住の地を探している旨と、「魔術の家」の事を林業の休憩中に語っていると、日雇い仲間である前住人から廃校の校長室の話を聞いた。そこで早速次の休みに下見に行った。内地の友人に自慢しようと電話をしながら…
日曜日に予定されている集落作業の後、ついでに初めての校庭管理をしようと思い前任者に地図を描いて貰って下見に行った。 私の描いた地図と違い解りやすい。オレンジの斜線が私の担当域になるそうである。
これから住む予定の廃校①部分まで辿り着けるよう伐採をし、ついでに周囲を偵察し地図を作った。図の中央下部がコンクリ橋であり、ここから上へ進入する。北とかそういう高度な事は斥候ではないからわからない。